2022年02月20日

Pokémon LEGENDS アルセウス雑感 怖い大地、怖くないポケモン(ネタバレなし)

『Pokémon LEGENDS アルセウス』公式サイト

 御三家センターがモクローさん!を置いといても、第一報から妙に惹かれたポケモン新作。メインビジュアルがいいよね。今までは伝説ポケモン大写しだったのが、主人公たちを中心に普通のポケモンたちが集う絵。「俺たちの物語」って感じじゃないの。

 そして降り立ったヒスイの地は、ネットでもさんざ話題になった修羅の国……大半は見るなり襲ってくる。たまに寄ってくるかわいい奴の背後には真っ赤に目を光らせたオヤブンがいる。出会い頭どころか背後からギガインパクトやはかいこうせんを撃ってくる。劣化ブレワイなんて言う向きも一部にあったけど(そもそも比べる方もどうかと思うけど)、野生の息吹びしびし感じるよ!

 でも楽しい。バトルが強制されないから。ヤバいと思えば(1,2発食らうことはあるけど)逃げられる。追っ手を振り切ってから、立ち止まって息整えてもう一度。あそこにいるのは分かったから、こっちの草むらから近づいて……ボールだけで片をつけた時の満足感よ。でもよく投げ損なってバトってヤっちゃうこともしばしば。アクション下手すぎてシズメダマだけは苦行だった。閑話休題。

 ヒスイ怖い!とお子さまなどは断念しちゃう場合もあったらしいけど(とネットで見かけた)、個人的にはポケモン本家の、フィールドのそこかしこで待ち構えているトレーナーたちの方が怖い。目と目が合ったら逃げられないもの。本家も何作か(HGSS〜XY、飛んで剣盾)やっといてアレだけど、次の街に行くまでの間はいかにトレーナーを避けるかに腐心してたから。ニンゲン怖い。なぜあれほど戦いに飢えているのか。
 それに比べれば、野生ポケモンの敵意なんかそりゃそうよねとしか思わない。レジェンズの世界大好きだー。

 そして唐突に思い出す名探偵ピカチュウ。3DSのゲームは未プレイで映画を見ただけなんだけど、あの世界いいなーと思ってSwitchの新作続報待っているところ。でもレジェンズとはある意味対極の、ポケモンと人がすっかり共生している世界なのに、どっちも同じように好きなのはなぜなんだろう。

答:どっちの世界も、強さを競うためのポケモンバトルがほぼない。

 本家は「ポケモンをたくさん捕まえて図鑑を完成させる」「伝説のポケモンを捕まえる」という目的もあるけど、メインはやっぱりポケモンバトルで手持ちを鍛えつつ、ジムリーダーを破ってその頂点に立つこと。それやらないと先に進めない=新しいポケモンと出会えないしな。そういう、強さを競うためにポケモンを戦わせることに自分は興味がなかったんだ、と改めて。

 次の本家新作はどうなるのか知らないけど、願わくば、人と戦わなくてもどこまでも行ける大地がありますように――そんなことを思いながら、今日もヒスイのどこかで草むらからボールを遠投している。ベイビィポケモン出てこねー。
posted by 築城 at 06:07| 雑感

2021年01月21日

ペルソナ5雑感 コーヒーを淹れる者(ネタバレあり?)

P5 - ペルソナ5 - 公式サイト
一応貼っとく公式。

 普段はもっぱら剣と魔法のファンタジー世界に生息しているので、現代日本で現役高校生がまぶしく青春してる方がむしろ異世界。ビジュアルも音楽も自分の好みと接点ないな……と思いつつも、評判のよさに気にはなりつつ4年経過。ひょんなことでPS5を手に入れたら、PS Plus Collectionでプレイできちゃうというではないですか。ちょうどやりたいゲームがなかった時期でもあり、手を出すに至る。

 と、わりと後ろ向きなところからスタートしたのに、気づけば先が気になり手が止まらず一気にクリア。久しぶりのなりふりかまわず夢中になる体験。評価高いのも頷ける。
 紹介やレビューはネットにあふれているので、ここでは個人的な体験を書き残し。ネタバレはほぼない……と思うけど、1カ所だけ印象に残ったセリフを引用するところがあるので(さもない一言で本編やイベントの内容が分かるものではない)、気になる人は回れ右で。









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posted by 築城 at 15:10| 雑感

2017年09月11日

ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー 感想

ラジアントヒストリア パーフェクトクロノロジー - 公式サイト

 DSで2010年に出たもののリメイク。発売前に公式見て、シナリオ重視の王道ファンタジーなんて好物以外の何物でもないのに、何でこれ2010年の時点でスルーしてたんだろう……というぐらいびびっと来て、音楽も好みだし全部入りで!と限定版購入。そして大当たり(と同時に「何で2010年の時点で」の謎&後悔もさらに深まる)。
 大抵は1回クリアして終わりな自分が2周して、しかも2周目の方が時間かかっているという……ここまでどっぷりハマれたことがとにかく幸せ。以上のものをもたらしてくれて、おかげさまで終わってなお立ち去りがたいものがあるので、区切りをつけるために以下記す。決してレビューではない。前半はネタバレなし、後半ネタバレ全開(事前警告あり)。



 何しろ、主人公をはじめ登場人物がみんな好感が持てる。これ超大事。熱血漢(なだけ)とか明るく健気(なだけ)といったステレオタイプも、エキセントリックな言動や性格付けもなし。それで(いやだからこそ?)十分魅力的だし、一緒に進んでいこうと思える。こういう人かと思いきや意外な面もあったり(決してツンデレのような真逆の面を安直に提示するのではなく)、ちょっとした一言にも人柄が窺えたり……そういう描写の多さ細かさ、地味な積み重ねが心地よい。

 上記の人物描写もそうだけど、セリフやシナリオ進行も丁寧。ゲーム的には普通ここ省くよね?てな部分を端折らない。ドット絵+バストアップなのに、ドラマを見ているように進行していく……ので、イベント長いのはダメという人にはマイナスかもしれないけど(まあそういう人はばんばかスキップで)。
 3Dでつくっていたら手間暇容量的にどこかカットするであろうボリュームなので、逆にドット絵だからできる贅沢進行かもしれない。

 加えて、リメイクで主要キャラ(といっても30人近くいる)がフルボイスになり、上記の丁寧なシナリオとの相乗効果ですごいことになっている。ゲームのテキストって、目で読むことが優先されているのか、ボイスがつくと不自然な言い回しになっていたりすることがあるけど、本作はそれが比較的少ないので(リメイクにあたって手を入れたかは不明)、豪華なフルボイスドラマが普通に繰り広げられることになり、盛り上がり&感情移入が半端ない。

 とドラマ部分ばかり強調してるけど、時間+平行世界を行き来する仕掛けがまた熱い。メインストーリーに関しては基本一本道で、あまり悩む要素もないんだけど、行き詰まる→時間or世界を移動してフラグ立ててくる→元の場所に戻ってきて詰まりがとれた時の爽快感。それ自体は目新しいものではないけど、上記のシナリオ運びと相まって盛り上がり&感情移(以下略) そしてたたみかけるような展開でやめ時を失うという。

 たどった道筋、踏んだイベントはすべて「白示録」に記録されていくという体裁になっているので、そこから気になる過去のポイントにすぐ飛べて、選択やりなおしてまた現在へ(それによって現在に変化が起きる)。やり直しがホント楽。もうジャンル問わず、ストーリー追う系のゲームはみんな採用するといいと思う。
 バッドエンドもクリアへの回り道ではなく、逆に積極的に見るべきものになっているのも面白いところで。ちょっとした選択の違いで歴史が変わってしまうのを見届けながら、次こそはと選択をやり直す。一本道でありながら、その周りにはいろんな「if」が広がっている。世界や歴史もまたそんな風に描写されている。

 「世界を救う」「時間を移動する」「王道ファンタジー」……さんざ既出じゃん?で隠れた名作になっちゃってるのかなあと思わざるをえない。紹介記事とかだと伝わりにくい雰囲気とか快適さ、そして気づくと先が気になってやめられない止まらない感覚、今なら体験版で分かるので、ちょっとでも気になったらぜひ。百聞は一体験にしかず。

 なお、バトル部分はぬるま湯フレンドリーモード(通常戦闘を事実上全回避しつつ経験値丸もうけ)でやっていたので言えることはなく……アクション下手くそプレイヤーに昨今珍しい?ターン制はありがたかったです、はい。



 全力でよかった語りをした後は、個人的な感想など。以降はエンディングまで完全ネタバレ&本作を気に入った人には不快かもしれないネガ話込みなので、その点ご理解の上。

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posted by 築城 at 05:38| 雑感