2022年02月13日

テイルズ オブ アライズ クリア後感想(ネタバレあり)

Tales of ARISE テイルズ オブ アライズ | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

 年末で大作がっつりやりたい熱が高まっているところに、評判の良さを聞いて久しぶりにテイルズやってみるかーと。そして予想以上に大満足だったので、軽く感想書き散らし。といいながら、満足故の不満点(ここがダメとかではなく、個人的な好みの話)もそこそこ書いてるな。

 なおテイルズ歴は遠くPS時代にディスティニー・ファンタジア、そこから間が空いてDSイノセンス、さらに間が空いてPS4ベルセリアと、たまに気になってやる程度。なので、「テイルズらしさ」の観点での感想はなし。あーあと、アクションド下手で難易度:ストーリーなので、アクション方面の感想もなし。ド下手でもバトル楽しかったとだけ。

 以下ネタバレあり、未クリアの人にはおすすめしない。











 まずキャラデザの統一感が安心できる。中身も落ち着いていて、突飛な言動をすることもほぼない。フィールドはジャンプ移動ができるようになったし、気になって行った先には大抵ご褒美(アイテム・宝箱)があって空振りさせない。バトル・シナリオ共に分かりにくかったり置いてかれたりすることもない。
 全体的に、いまどきのアクションRPGにアップデートしつつ、ちょっとした不満や気になりそうな部分を丁寧に潰して磨いている印象。評判いいのも分かる。

※複数ゲームを参考/反面教師にしたのかな、と感じる部分もいくつか(別にパクリとか言うつもりはない)。個人的に、ジルファとリンウェルのあれはもしかして……とか。


 そういうつくりの丁寧さの上で……今回、世界の描写が多く、細かくなったと感じる。

 300年にわたる支配と隷属の歴史、といっても地域によって事情はさまざま。さらに支配する者同士、される者同士も一枚岩ではなく、個々にいろいろな思惑や対立もあり。そして主人公たちが支配者を倒しても、それらはすぐに変われない。次の目的地に向かったあとでふと(ファストトラベルで)舞い戻ってみると、そんな様子がNPCのセリフやサブクエストで描かれることがある。そういう、濃淡のある世界と人々のありよう、そしてその変われなさがいい。

 そして主人公たちも、その世界の現状と変化の中で生きている。支配者ぶち倒す!の前に、まず目の前の人たちが何を考えどう動いているのか、自分たちのすることによってそれがどうなっていくか、そんなことをたびたび口にし、考える。個々の立ち位置や背負うものとも絡みつつ。世界は剣と魔法とモンスターを出すためだけの舞台セットではなく、主人公たちが生きて、関わり変えていく場だと感じられる。

 ……そこに魅力を感じたので、後半、話が地面から離れてレナが〜聖霊が〜と「お空の上の理」に移っていくとやや醒めた感が。元々、シオンの目的に便乗する形で解放への戦いも始まったわけで、それが本来の目的に戻ってきただけなんだけど。あと怒濤の伏線回収ターンでもあるし。

 「炎の剣」と世間に持ち上げられることへの違和感の表現や、料理や食事を通して語られる平凡だけど大切なこと……セリフやイベントの端々におっと思うことはちょこちょこあり(一方で、それにしちゃここはちょっと雑では、と思う部分もあるにはあったけど)。それが終盤まで続いてほしかったなあとは思う。サブクエストも、終わりの方は固い敵を退治するものばかりだし。

 茨の呪いについても、もうちょい丁寧に扱ってほしかったなあ……「生まれてからずっと人に触れられないって、どういう気持ちだろう」的なこと(うろ覚え)をリンウェルに言わせたからには、と期待してたのに、茨が解けた途端にご結婚まっしぐらで脱力。「人のぬくもりに触れて生きる」ということを、(恋愛要素込みでもいいから)もっと大きく普遍的なこととして描いてくれれば。それこそ料理みたいに。とりあえずフルルをモフらせてあげて。

 その延長でエンディングが片付け仕事感あるなあとか、3Dの出来がこんなにいいんだからアニメパートも3Dでやってほしかった(これはベルセリアの時も思った)とか、残念に思うところもあったけど……次回作はちゃんとチェックしようと思ってるし、その前に追加エピソードがあったら有料でもやりたい。これだけヒットしたんだから出るよねきっと。


追記:大作はフルボイス当たり前の昨今、声優さんの演技はホントすごいなと毎度思うんだけど……今回は特に印象深いなと思っていたら、一人一人別録りではなく集まっての収録だったようで(ファミ通の記事にあった)。そこは超えらい。信じられると思った。
posted by 築城 at 05:26| 感想